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狂犬病は予防できる病気です!

皆さん、暑い毎日が続いていますが、熱中症対策は出来ていますか?

 

さてこのタイトル、なぜこの時期に狂犬病の話?と思われる方もいらっしゃると思います

先月残念ながら、隣国「台湾」で52年ぶりに狂犬病が確認されました。アジアでは日本と台湾だけが狂犬病清浄国といわれていたのですが、今回の発生で残ったのは日本だけとなりました。

 

お互い島国だし、日本はまだ大丈夫

と言いたいところですが、これだけ世界中を人が行き来し、物質の輸送が盛んに行われている中で、大丈夫とは言い切れない状況です。

 

そこでもう一度、狂犬病は予防ができる病気だという事を思い出してください。

もし狂犬病が日本に入ってきてしまっても、そこに暮らしている哺乳類が予防接種を受けていたら、病気の蔓延は小さい規模で抑えられる可能性が高いのです。

そして皆さんの大切な家族がきちんと予防接種を受けていたなら、そのコは恐ろしい病気に罹らずに済むのです。

 

日本では生後90日齢以降の犬には年1回の予防接種が義務付けられています。

そして、犬を飼育する場合は登録をしていただく義務があります。

90日齢以降の場合は入手してから30日以内、90日齢以前の場合は90日齢になってから30日以内)

 

ここで一つ考えたいのは、なぜ90日齢以降なのか?です。

子犬は生れてから78週目まではお母さんからもらった免疫があるため、

予防接種をしても予防効果を得られにくいのです。

それなので、混合ワクチンの1回目の接種も8週目からスタートしましょうと、

WSAVA(世界小動物獣医師会)から推奨されています。

まずお母さんからもらった免疫が切れるころに、子犬が出会う確率が高い、致死率の高い病気の予防ができる混合ワクチンを接種し(より高い免疫をえるため2回目(11週目))、その後1週間の間隔をあけて12週目が狂犬病の予防接種をするのに、適しているとされているからです。

その後14週目に3回目の混合ワクチンを接種することで、子犬を恐い感染症から守ることが出来るというわけです。

 

また子犬が成長する時、生後8週齢までは精神面で安定した犬に成長するために非常に大事な時期です。 この時期はできるだけ親兄弟と一緒に過ごした方が良いというのは、皆さんもすでにどこかで聞いた事があると思います。

やむを得ず孤独になってしまった場合を除いて、人間の都合で親兄弟から引き離されることは、子犬にとって良い事ではありません。

 

大久保動物病院では、たくさんの方に動物達と安全で幸せな生活を送っていただくためにお手伝いをいたします。

ご質問等は電話やメールでお受けしております。

2013-08-09 (金)

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